こんにちは、グリーンスムージーオフィシャルインストラクター&野菜ソムリエプロの本間純子です。
今日はグリーンスムージーの誕生についてとグリーンスムージーの定義についてお話させていただきます。
- グリーンスムージーの誕生
グリーンスムージーは2004年にロシア出身のローフーディスト、ヴィクトリア・ブーテンコさん(以下「ヴィクトリア」)によってアメリカで誕生しました。
ヴィクトリアによって考案されたグリーンスムージーは姉妹ユニット「シャリマ・ドゥ・ラ・テフテテ」のお二人により日本でも広まりました。
- グリーンスムージーの定義
ここ数年、いろんなところで「グリーンスムージー」と書かれたモノを目にするようになりました。
グリーンスムージーと書かれた市販のジュースや、粉末のサプリメント、グリーンスムージー味のお菓子まで。
健康思考ブームもあって、グリーンスムージーの認知度はどんどん高まっています。でもだからこそ違和感を感じるのです。
なぜならそれらはすべて考案者ヴィクトリアの「グリーンスムージー」とは異なるものだからです。
グリーンスムージーの定義とは
生の葉野菜(グリーン)とフルーツ(と水)をミキサーで混ぜ合わせたもの。
とってもシンプル。たったこれだけなんです。
加工していたり、保存料や香料を入れていたり、葉野菜ではない野菜(にんじんやなどの根菜が入っている)ものはグリーンスムージーではありません。
街のジューススタンドに行けば、牛乳、豆乳、ヨーグルト、市販のジュース、サプリメントなどを入れたグリーンスムージーをよく見かけますが、ヴィクトリアの定義で言えばこれらもホンモノのグリーンスムージーとは異なります。
普段、グリーンスムージーイベントの講師をしていると
「豆乳は入れてもいいですか?」
「スーパーフードは入れてもいいですか?」
「にんじんは入れちゃダメですか?」といった質問をよくいただきます。
定義から言えばシンプルに答えは
「NO」です。
ただ私は、
「最終的にはご自分のカラダと相談しながら、お客様自身でご判断ください」とお答えします。
私たちグリーンスムージーオフィシャルインストラクターはヴィクトリアの定義をしっかりとお伝えすることは出来ても強制することはできません。最終的にどう摂り入れていくかは自分のカラダと向き合っているみなさんおひとりおひとりが決めることだと思うからです。
そして、必ず補足もお伝えします。
「先ほど、お伝えしたとおり、ヴィクトリアの定義は生の葉野菜(グリーン)とフルーツ(と水だけ)で作るので何を入れたらダメかではなく、シンプルに葉野菜とフルーツと水以外は入れないと覚えてください。それ以外の食品を一緒に摂って消化に負荷をかけたくないのと、グリーンやフルーツの栄養をすみやかに吸収したいというのが考案者の意図とするところなので。
- グリーンスムージーのグリーンって?
グリーンスムージーの「グリーン」って色のことだと思われている方がたくさんいらっしゃいますがじつは違います。
グリーンスムージーのグリーンとは
材料に含まれている葉野菜のグリーンをさしています。
アメリカのスーパーマケットの売り場で葉野菜コーナーはグリーンコーナーとされているようです。
葉野菜とフルーツを混ぜ合わせれば緑色のスムージーになることが多いですが
例えば、ブルーベリーなどの紫色のフルーツとグリーンを合わせると紫色のスムージーが出来上がります。色は紫でも生の葉野菜(グリーン)を使えばそれはまぎれもなく正真正銘の「グリーンスムージー」です。
シンプルに生の葉野菜とフルーツと水をミキサーで混ぜ合わせたグリーンスムージー。
グリーン(葉野菜)に含まれるクロロフィルやマグネシウムなどの栄養をたっぷり摂ることを目的として考案された
ホンモノのグリーンスムージー
ひとりでも多くの方にグリーンスムージーの定義を知っていただけたら幸いです。